鶴舞公園クリニック分院、名古屋・鶴舞・覚王山のカーボンピーリング・アートメイクのアトリエ・スタジオ・クオール・アイダージュ

鶴舞公園クリニック分院のカーボンピーリング・アートメイクは女性医師とメイクアップアーティストで安心!

ポリシー(学会・団体との関係)ArtMake

アートメイクは本邦では医療行為とされ、2016-7年頃に無資格者による摘発が相次ぎました。それに伴い、アートメイク施術に取り組む医療機関も増えて、2018年現在では医師や看護師、あるいはメーカー主導による協会・学会などが育ちつつあります。

女性医師によるアートメイクの会

鶴舞公園クリニックでは、分院の女医さんが2016年に「女性医師によるアートメイクの会」を立ち上げました。それまで無資格者によってなされていたアートメイクを医師の目から見直し、施術を再構築するための勉強会です。
http://artmake.club/

女性医師によるアートメイクの会

医療アートメイク学会

翌2018年、東京皮膚科形成外科の池田先生が発起人となって、医療アートメイク学会が設立されました。この学会の最大の目的は、将来的に公益法人化することで、厚労省と密な連携をとって、アートメイク医療の現場を正しく導いていこうというものです。
https://medical-makeup.com/

医療アートメイク学会

鶴舞公園クリニック(本院)院長の深谷先生も四人の設立時理事に加わりました。
下の写真左から実業家で片山さつき参院議員の夫の片山龍太郎氏、東京皮膚科形成外科の池田欣生先生、東海大学形成外科准教授の河野太郎先生、そして深谷先生です。

医療アートメイク学会設立時理事

日本メディカルタトゥー協会

さて、医療行為というのは、基本的に医師が行うのが原則です。アートメイクも然りで、医師自らが施術するのが正道なのですが、医療行為には「相対的医行為」といって医師の指示のもとに看護師などによる施術が認められているものもあります。
2018年時点で明文化された通達などは無いのですが、看護師による相対的医行為としてのアートメイク施術は認められているようです(厚労省に電話で確認しました)。
これに伴い、看護師資格を有するアートメイク施術者を束ねる協会も現れました(日本メディカルタトゥー協会 http://jmta.or.jp/)。

鶴舞公園クリニックは、すでに「女性医師によるアートメイクの会」を擁していますが、日本メディカルタトゥー協会と連携することにしました。それは、

  1. 日本メディカルタトゥー協会の本部が名古屋にあること
  2. 看護師単独でのアートメイクの施術は違法であるため、医師との連携が不可欠なこと
  3. 医師よりも看護師のほうが圧倒的に数が多く、マーケットの需要に応えやすいこと

からです。

そのため、鶴舞公園クリニックスタジオでは、アートメイクは女性医師が施術し、鶴舞公園クリニックアイダージュでは日本メディカルタトゥー協会所属の看護師が施術する、という二つの方式を併用しています。

日本メディカルタトゥー協会

BioTouch

このほかにアートメイク関連の団体としては、BioTouchという海外のアートメイク機材・色素などの輸入代理店があり、アートメイク施術の講習会も行っています。
http://biotouchjapan.com/

鶴舞公園クリニックとしては、針やマシンなどの単純な機材はともかく、海外製の色素については、メーカーがどんな謳い文句を掲げようが疑ってかかったほうがいいと考えているので、相容れない部分もありますが、現時点ではお互い協力して、日本におけるアートメイクを健全に育成していくべき段階にあると考えています。

さて、そうはいっても、日本メディカルタトゥー協会やBioTouchに対して、医師として、現時点においても注文があります。以下にそれを記します。

日本メディカルタトゥー協会への注文

下の写真はある看護師さんが施術した眉のアートメイクです。古いアートメイク(下方)を肌色色素で消して、その上方に新しいデザインでアートメイクしています。
デザインなど、技術的には、ご覧のように問題ない、きれいな出来栄えなのですが、無資格者たちが施術していた技術を踏襲して施術しているため、古いアートメイクをレーザーで消すという発想がない、あるいは、そういう機械や技術を持っていないクリニックと提携してアートメイク施術を行っています。そのため、このように肌色で隠してしまうようです。

肌色色素には「パラドキシカル・ダークニング」という問題があります。アートメイクとしては成功であっても、いやしくも医療行為である以上は、将来的なことを見据えた施術がされなければなりません。ここを肝に銘じていただきたいです。

日本メディカルタトゥー協会所属の看護師さんが施術した眉のアートメイク

日ごろ、医師のお手伝いのような業務をこなしている看護師にとって、デザインから施術までを完結できるアートメイクという仕事は魅力的でしょう。
やりがいを持つことは結構なことなのですが、日本で「アートメイクは医療行為である」とされたことの重みを感じてください。
そして、ただクリニックの軒先を借りるのではなくて、アートメイクについて十分な知識を持った医師と連携して仕事をしてください。

BioTouchへの注文

2108年9月現在、BiotTouchのHP(図1)には「FDA公認の成分」と記されています。
FDAはいかなるアートメイク用色素の安全性も認めていません。ここで「公認」と書かれているのは、体表面につけて拭き取ることのできる化粧品成分としての公認です。

化粧品として認可されているものなら、アートメイク色素としても安全なのではないか?と思ったとしたらあさはかというものです。化粧品はかぶれたら、よく洗い流して除去することが出来ます。
しかし皮内に埋め込まれたアートメイク色素は容易には除去できません。長期にわたって炎症が続くことにより、肉芽反応などとんでもない副作用を引き起こすことがあります。

さらに、アートメイク色素は化粧品と違って、皮内で代謝されて、当初とは異なった化学物質に変化します。皮表につける化粧品とはまったく異なるレベルの慎重さが求められます。

BioTouchのHP
図1

また、下のHP(図2)には、「色素に関する情報」には、「弊社の色素顔料は、主に酸化鉄(黒、赤、黄)と二酸化チタン(白)です。これらは化粧品としても一般的に用いられているもので、安全性の高い物質です」とあります。

BioTouch色素に関する情報
図2

素人や、あまり勉強していない医師や看護師なら、これで煙にまけるかもしれませんが、英語版のHPのMSDS(製品安全シート、 こちら)に掲示されている通り、実は、アゾ色素や、由来の不明なカーボンブラックが使用されています。 この子供だましのような安易な安全性強調の姿勢は、無資格者に対して教育や資材供給をしてきた名残りでしょう。

改善方法は簡単です。
「当社は海外の製品を輸入販売する代理店であり、製品の使用方法や技術指導はできますが、色素についての安全性については先生方のほうがお詳しいでしょうから、ご自身で判断なさってください。当社としてはMDSDなど本社が公開している資料の範囲でしかお答えできません。」
この一文に置き換えたほうがよほど誠実です。無理をして誤解を招く表現でHPを飾れば、かえって信用がなくなります。

Biotouch Japanは、アメリカのアートメイク材料供給会社の、単なる日本代理店です。そしてアメリカではアートメイクは医療行為ではなく、自己責任のもと法的に野放しの状態です。
技術指導や針やマシンの輸入販売はともかく、色素や施術の医学的安全性に言及するべきではないし、その必要もありません。そこをよく認識していただきたいものです。

鶴舞公園クリニックの理想

鶴舞公園クリニックの理想は、自らアートメイクを施術できる医師が、看護師と協力して、安全な国産色素で施術を行い、針やマシンなど単純で安全性において問題のなさそうな機材は、Biotouchなどの輸入販売業者の協力でまかなうという形態です。

悪い展開は、海外製品の代理店が、看護師を対象とした講習を積極的に行って、看護師派遣する協会を通じて、アートメイクについて理解も関心も無い医師のクリニックを、単に間借りして、勝手な施術を行うことです。
無資格者が施術していたのとまったく同じ内容が、ただクリニックで行われるようになった、という悪夢のような状況ですが、実のところ現状はこれに近いです。
ホームページでアートメイク施術を自院メニューとして派手に掲げている美容クリニックの多くが、現在このような実態にあります。

この現状を是正すべく、鶴舞公園クリニックとしては、

  1. アートメイクの施術が出来る医師を増やし
  2. 国産色素の普及に努める

ことに力を入れていこうと考えています。
1.に関して、鶴舞公園クリニックは、いつでも他院の医師の見学を歓迎します(BiotouchやJMTAが開催する講習会は、無資格者を対象としていた時代の講習内容を基礎にしているので、医師には不要な座学が多いです。
医師にとっては実際の施術の見学のほうが参考になるでしょう)し、2.に関して、JMTAなどへの啓蒙を続けていきます。皆様のご協力ご理解をお願いいたします。

クリニックのご紹介

住所:名古屋市中区千代田5-20-6 2F
アクセス:鶴舞線「鶴舞駅」2番出口徒歩3分(本院の2F)
電話:052-265-5228
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カーボンピーリングアートメイク

住所:名古屋市中区千代田5-15-17 2F
アクセス:鶴舞線「鶴舞駅」2番出口徒歩3分(本院の道を挟んで隣のビル2F)
電話:052-252-0210
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カーボンピーリング

住所:名古屋市千種区山門町2-76-2 ラトゥールブランシェ401
アクセス:東山線「覚王山駅」駅2番出口徒歩2分
電話:052-753-8592
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カーボンピーリング

住所:名古屋市中村区名駅2-45-19 桑山ビル9F
アクセス:東山線「名古屋駅」1番出口徒歩2分
電話:
カーボンピーリング 052-753-8592
アートメイク 052-228-9572
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カーボンピーリングアートメイク


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