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アートメイク色素についてArtMake

鶴舞公園クリニックで使用する色素

鶴舞公園クリニックで使用する色素は、本院院長の深谷先生が医学的安全性の観点からレシピを考案したオリジナルのものです。他院向けに販売もしています。

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鶴舞公園クリニックで使用する色素は安全性の高い国産の色素を使用しています。
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鶴舞公園クリニックで使用する色素は安全性の高い国産の色素を使用しています。

わざわざ自作しなくても、海外から出来合いの色素を輸入して使用したほうが、手間もコストも省けます(色素はたいして高いものではありません)。

それなのに、なぜわざわざ自作するに至ったのか?それは、「アートメイクが医療行為である」として、医療者側にマーケットが委ねられたことに対する責任感ゆえです。

欧米では、アートメイクは医療行為ではなく、使用する色素の規制も緩いです。副作用や合併症があっても自己責任となります。

しかし、本邦でアートメイクが医療行為と定められた以上、施術者側には、医療の専門家相応の注意義務が生じます。その観点からふりかえったとき、海外からの輸入色素は不安なのです。

鶴舞公園クリニックで使用している自家製色素

  1. 少量個別包装。原則として一回分使いきりです。輸入色素はボトルに入っており、開封後は使い回すので、雑菌の混入リスクが高いです。
  2. 滅菌済み、防腐剤無添加。少量包装(一回分使いきり)なので、防腐剤を添加する必要がありません。
  3. 全成分開示。万が一、アレルギーなどの合併症が生じた場合にも、パッチテストなどによる原因物質の検索が容易です。
  4. アゾ色素・天然色素不使用。

鶴舞公園クリニックで使用しているアートメイク色素

鶴舞公園クリニックで使用しているアートメイク色素。少量包装で完全滅菌されています。

海外製色素

海外製色素の例。おしゃれな容器に入っていますが、大容量のため開封後は不衛生です。成分開示も不十分で医用材料の名に値しません。

以下は、 鶴舞公園クリニック本院院長の深谷先生が、第二回医療アートメイク学会で講演した内容の抜粋です。色素成分の安全性をいかに吟味して製作したかが具体的に判ると思いますので、ご一読ください。

鶴舞公園クリニック本院院長の深谷先生による「第二回医療アートメイク学会」講演内容

私が設計した国産色素の成分は、黒をカーボンブラック、黄色を水酸化鉄、赤を酸化第二鉄で出しています。この3つの配合比のみで、色のグラディエ―ションを出しています。

基剤としては、ポリエチレングリコールとブチレングリコールを用いています。この二つは、座薬や外用剤に広く用いられています。

アートメイク色素について

ポイントは、アゾ色素および天然色素は、一切不使用という点です。これらについて、順に解説します。

アートメイク色素について

アゾ色素

まず、アゾ色素です。世界中には、様々な色素がありますが、登録されている7000種類のうち、約4000種類がアゾ色素であると言われています。
私たちが着ている服のプリントなども、ほとんどがアゾ色素です。

アゾ色素

アゾ色素とは、二つのNがこのようにアゾ結合した構造をもつ化合物のことを言います。

アゾ色素

アゾ結合の両端に、どのような化合物を配置するかで、色調が変わってきますが、実はこのアゾ結合、細菌や酵素によって還元分解されることが判っています。

その際に、特定芳香族アミンが結合していたアゾ色素は、これを遊離します。特定芳香族アミンの中には、発がん性を有するものがありますので、2016年から、そのようなアゾ色素は規制対象となっております。

アゾ色素

例えば、アシッドレッド114という赤色のアゾ色素は、このようにアゾ基を二つ持っておりますが、これが還元分解されると中央部分から発がん性をもつ、33ジメチルベンジジンが生成されます。

アゾ色素

アゾ色素の5%程度が、このような分解により発がん物質を生成すると言われております。

アゾ色素

発がん物質については、規制が始まっておりますし、そのようなアゾ色素を使わないように注意すれば良いのですが、問題は、アレルギーです。

この論文は、タトゥー色素によってアレルギー反応を起こしたと考えられる患者に対して、その色素でパッチテストしたが、陰性であり、原因の特定が出来なかった、という症例が非常に多いことの報告です。
分解して発がん物質を生成するアゾ色素においても、分解される前の物質には、発がん性が無いわけです。

同様の理屈で、分解される前のアゾ色素でパッチテストしてアレルギーを起こさないと確認しても、分解後の物質でアレルギーが起きた可能性がある、そういうアゾ色素が多いということを示しています。

アゾ色素

アゾ色素は、化粧品材料としては普通に用いられており、FDA認可されたものは安全と言われています。しかし、それは、皮膚表面に付着して分解されていない状態において言えることであり、皮内に注入して、長時間留置され、酵素によって分解された産物によってアレルギーが生じた場合には、写真のような肉芽反応など、非常に厄介な合併症をもたらします。

これが、私が、アゾ色素を含んだ色素は、アートメイクに不向きであると考える理由です。

アゾ色素

天然色素

次に天然色素についてです。

天然色素は安全なイメージがあるかもしれませんが、そもそもアレルギーというのは、人以外の、とくに寄生虫などの、物理的に振るい払うことのできない微小生物に対する生体の防御反応です。
ダニや杉花粉、猫など、アレルギーというのは植物・動物など、いわゆるオーガニックなものに対して起きやすいです。

天然色素

なおかつ、表皮内には、ご存知のようにランゲルハンス細胞、抗原提示細胞というものがありまして、これが異物を補足してリンパ節に情報として伝えます。アートメイク色素を皮膚に入れるということは、人為的にランゲルハンス細胞に「ほらほら、こんな異物がやってきたよ」とつっつくようなものです。

天然色素

その結果、どういうことになるかといいますと、これは、コチニールレッドといって、代表的な天然の赤色色素です。ハム・ソーセージ・菓子・あられなど、様々な食品に使われています。

天然色素

アレルギーが成立すると、それを含んだものが食べられなくなります。天然色素というのは、食品に用いられていたり、食品そのものだったりするので非常に厄介です。
「お茶のしずく石鹸」事件を思い出してください。小麦分解産物を石鹸にまぜたことによって、小麦に対してアレルギーが成立し、患者は小麦を含む一切の食品を食べることが出来なくなりました。

天然色素

カーボンブラック

次にカーボンブラックです。
カーボンブラックというのは、広いくくりで言うと、煤(すす)です。すすを工業的に生産したものがカーボンブラックです。

カーボンブラック

構造はこのようになっていて、炭素がほとんどですが、表面に若干の側鎖をもっています。

カーボンブラック

ここで問題となるのが、カーボンブラック合成の際に、夾雑物として生じてくる、多環芳香族炭化水素、PAHです。ベンゼン環を二個以上もつ化学物質の総称でして、発がん性があります。

カーボンブラック

PAHというのは、煤が生じるところには必ず夾雑物として生じます。排ガスや工場のばい煙、山火事やコールタールもそうです。これらは避けることの難しいPAH発生源ですが、工業的に生産される製品の場合にはPAHを可能な限り除去することが可能です。

カーボンブラック

2008年より、とくにドイツで規制が強化されて、さまざまな日用生活品について、PAH含有量の検査を行わなければ、ドイツへの輸出が出来ないことになりました。

カーボンブラック

日用生活品を3つのカテゴリーに分けまして、カテゴリー1が一番厳しいです。赤ちゃんの口の中に入るおもちゃのようなものが想定されています。PAH18物質についてそれぞれ規制値が設けられておりまして、ナフタレンが一番ゆるいです。1mg/kg未満です。10物質トータルでも同じく1mg/kg未満が規制値です。

カーボンブラック

私が作成した黒色の色素について、PAH含有量を実測してみました。

これが結果でして、ナフタレンが0.328mg/kg検出されましたが、ほかはすべて検出限界以下でした。すなわち、このアートメイク色素は、ドイツの日常生活品の規制値のレベルをクリアしていると言えます。
実際には、アートメイクを施術したところに皮膚がんが発生したという報告はありませんので、気にしすぎの観もありますが、やはり安全な国産色素をうたうからには、出来る限りのことはやっておくべきと考えた次第です。

カーボンブラック

ちなみに、カーボンブラックが最も多く使用されている工業製品はタイヤです。
タイヤの黒というのは、カーボンブラックです。生ゴムのままでは強度が弱いので、カーボンブラックを入れて強度を高めています。タイヤというのは摩耗して微粒子となって空気中に浮遊しますから、ここに発がん物質であるPAHが高濃度混ざっていては問題である、ということです。

カーボンブラック

ですから、最近の工業用のカーボンブラックには、高温にして揮発させるなどして、PAH含有量が少なくしてありますので、規制が出来る以前の製品に比べると安全に使用できます。

酸化金属

最後に、酸化金属です。私の色素においては、黒をカーボンブラックで、黄色と赤色をそれぞれ、水酸化鉄と酸化第二鉄で出しています。

酸化金属

このほかにも、白色の酸化チタンや酸化亜鉛が使われている海外の製品もありますが、わたしは出来ればこれは使いたくないと考えています。理由はこれから述べます。

酸化金属

パラドキシカル・ダークニングという現象があります。このあと、河野先生が、さらに詳しく述べられると思いますが、御存じなかった方、今日はこの言葉を覚えて帰ってください。

タトゥーにレーザーを当てると、通常は脱色して色が薄くなっていきますが、ときに色調が黒っぽくなってくることがあります。

一過性のものであって、照射を繰り返していけば、反転して色は取れていきます。

酸化金属

これは、酸化鉄や酸化チタンが、レーザーによって還元されて、より低酸化な黒色物質に変化することによります。写真は赤色の酸化第二鉄に、1064nmのYAGレーザーを照射して、黒変させた実験です。

酸化金属

下の写真は、実際に私が経験した症例なのですが、薄い茶色にアートメイクが残っているところに、しみが生じていたので、レーザーを当てたところ、このように黒っぽい色に変化していまいました。

酸化金属

拡大したところです。

酸化金属

このような場合、理屈では繰り返し照射をして消すことになりますが、小範囲ですし、繰り返し照射をすれば周辺が順番に黒色変化してきりがなくなるでしょうから、私は炭酸ガスレーザーで浅く削ることにしています。このほうが、小範囲で食い止められます。

酸化金属

下図は、試験的に調整した各種の酸化金属に、様々な波長のレーザーを照射してみたところです。照射エネルギーに比例して、黒色化することがわかります。

酸化金属

酸化チタンなどの白色色素は、アートメイクの場合、どのような目的で調合されるかというと、このようにクリーミーな色合いを出すのに使われます。
しかし、色合いがクリーミーになればなるほど、パラドキシカル・ダークニングは目立つようになります。
さらに酸化チタンを増やしていくと、肌色色素になります。

酸化金属

下の写真は、実際に肌色色素を用いてなされたアートメイクの例です。 古いアートメイクを肌色で消して、その上方に新しいデザインでアートメイクしています。 私は名古屋から来ているのですが、実は、愛知県内では、すでにいくつかのクリニックを拠点として、言い換えれば、クリニックを場所貸ししてもらって、看護師資格のあるアートメイクの施術者が、合法的に活動しています。

デザインなど、技術的には、ご覧のように問題ない、きれいな出来栄えなのですが、彼女たちには、レーザーで消すという発想がない、あるいは、そういう機械や技術を持っていないクリニックと提携してアートメイク施術を行っているために、このように肌色で隠すということを、普通になさいます。

さきほどの私のケースのようにしみ取りレーザーを当てた場合のみならず、あらゆるレーザー光によって、酸化金属は還元されますから、たとえば、上瞼のたるみを引き締めるようなレーザーをこの箇所に充てることによって、黒色変化が起きる可能性はあります。

肌色色素を用いてなされたアートメイクの例

酸化金属についての私の考え方をまとめます。

まず、レーザーによる黒色変化、パラドキシカル・ダークニングのリスクはありますが、ほかにましな赤色色素が無い以上、消去法的に酸化第二鉄は用いざるを得ないと考えます。

将来、より良い赤色色素が見つかれば、置き換わる可能性を否定するものではありませんが、タトゥーの歴史の長さおよび、社会的関心の薄さを考えると、そんな画期的な色素が発見または開発されるとは、とても思えません。

酸化チタンなどの白色色素は、使わないほうが無難ではあります。しかし、どうしてもこの色調を、という場合には、その箇所には将来的に安易にレーザーを照射しないようインフォームドコンセントを得たうえでなら可能と考えます。

3番、これを肝に銘じて帰っていただきたいのですが、古いアートメイクを肌色で隠さない。医療アートメイクなのですから、レーザーを活用できる体制・環境において施術して頂きたいです。

また、パラドキシカル・ダークニングという現象を理解さえしていれば、4番はおのずから生じる発想でしょう。

酸化金属についての私の考え方

まとめ

アゾ色素、天然色素については、アレルギーや肉芽腫が生じたときの対処の難しさのリスクを考えると、アートメイク色素に用いないほうがいいです。

カーボンブラックは、夾雑物であるPAHの問題はありますが、十分に精製された材料を用いることでクリアできます。

酸化金属には、パラドキシカル・ダークニングの問題とMRIの問題がありますが、どちらも医療者側の努力とインフォームドコンセントの徹底によってトラブルを防ぎえると考えますので、可です。

色素の材料には、絶対に安全でノーリスクというものはありません。その中で、よりリスク低めの製品を作ろうと考えると、こういった結論になると、私は思います。

アートメイクに使われる色素についてのまとめ

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