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しわ取り -アクアミドの安全性-

アクアミドは、ヒアルロン酸やコラーゲンと異なり、生体内で分解吸収されません。
ですから、くりかえし注入する必要がなく、注入時の痛み・費用・手間を考えると、メリットが大きいです。

その一方で、将来取り出したいと考えたときに、取り出しにくいというデメリットと、長期間体内に入れていて安全なのか?という心配もあります。
ここでは、アクアミドの安全性に関しての私見を記します。

アクアミドの安全性を危惧する立場からは、3つの不安材料があるようです。

  1. 昔、豊胸目的で、やはり非吸収性物質であるパラフィンが用いられ、これが長い年月のうちに体のあちこちに移動して異物肉芽腫を作った事例がある。
    そのような危険はないのか?
  2. アクアミドは、ポリアクリルアミド(polyacrylamide)という物質からなり、この物質の合成前物質であるアクリルアミド(モノマー)には毒性がある。
    残留はないのか?残留しているとすれば、それによる毒性をどう考えるか?
  3. 旧ソ連(ウクライナ)製のポリアクリルアミド製剤を注入する豊胸術後に、感染を生じたり、腫脹後自潰してきた報告があるが、どうか?
1について


1に関する危惧は、年配の美容外科の先生方が、アクアミドの話題になると、よくおっしゃいます。自分たちの轍を踏ませたくないという気持ちはわかるのですが、パラフィンとポリアクリルアミドは、非吸収性という点を除いては、物性があまりに違います。

パラフィンというのは、石油中に含まれる常温固体の炭化水素を、さらに減圧蒸留して得られるもので、分子量は300から550と非常に小さいです。
したがって体内で移動しやすいです。

一方アクアミド中のポリアクリルアミドの分子量は、20万から200万と巨大です。
注入後、とても体のあちこちに移動できるような大きさではありません。

また、パラフィンの融点は40〜70℃ほどで、非常に低いです。
ですから、分子量の小ささと考え合わせて、注入後、溶け出して体内を移動する可能性は十分に予想できたと思います。

ポリアクリルアミドはまた、生体内で分解されません。
体内の酵素でポリアクリルアミドを分解できるものはありません。
医歯薬系の方なら、基礎の実験で、ポリアクリルアミドを用いて、生体内の酵素を電気泳動して分子量を測ったことがあるはずです。
こうした実験に用いることができる理由は、ポリアクリルアミドが生体酵素で分解されないからです。
ですから、1の心配はありえません。

2について

2については、モノマーの残留は0ではありません。
アクアミドの製造元であるデンマークのContura社では、以下のように計算して安全と考えています。

「アクアミド製剤1g(1シリンジ)中には0.2μgのモノマーが残留している。
アクアミド10g(10シリンジ)を体重70kg、30歳の人が注入を受けたとして、その人が70歳まで生きたとすれば、一日平均で 0.00002μg/kg(体重)のモノマーを摂取したことになり、これは、世界的に許容されているモノマー1日摂取量の1/1000にあたる」

モノマーの1日摂取量と言われても、ピンとこない方もいるでしょうが、実は、ポリアクリルアミドというのは、現代の私たちの身の回り、化粧品や食品を含め、いたるところに使用されています。

食品添加物の成分として使用されるポリアクリルアミドのモノマー含量は0.2%未満であれば安全とされているようで、アクアミドのモノマー含量はこのほぼ1万分の1にまで精製されているということになります。

以上は、アクアミド注入を長期微量暴露に置き換えた場合の安全性についての計算で、注入は言ってみれば短期少量暴露ですので、話は同じではありません。
安全性の評価は、こういった計算のほかに、やはり、臨床使用の年月・症例数と、現実に問題が生じてきているか?によりますが、こちらについては、2001 年のヨーロッパのCEマーク取得、2003年の韓国FDAでの認可、と実績を上げてきており、今のところ毒性に関しての問題は生じていないようです。

3について

3については、やはり、ジェル状の物質を、大量に、乳房という元々垂れ下がりやすい箇所に注入するというのが良くなかったのだろうと思います。
私はロシアの美容外科の先生とは若干交流があり、1990年代になってかなり問題となった、この症例の写真を見せてもらったことがあります。
年月を経て重みで下がってきたジェルが、胸の下や脇腹からおできのように炎症を起こした後、自潰して流れ出してきていました。
1980年代に旧ソ連で盛んに行われていたようですから、10年後くらいでしょうか?(ところで、旧ソ連でも豊胸手術はあったというのは、私には意外でした)。

乳房への注入は、現在でも中国では行われているようです。
いくら注入部位・量を考えて行なうと言われても、豊胸目的の大量注入は、私はお勧め出来ません。

しかし、顔面のしわや、くぼみ・へこみ、口唇への少量の使用に関しては、問題は生じなかったようです。
少量で、周辺組織が筋肉・筋膜や繊維性組織などでしっかり保持されている部位であれば、自重でたるんだり下がったりしにくいということだと考えます。

ロシアで見せていただいた写真では、10年間体内にあったポリアクリルアミドは、黄色のジェル状になっていました。
ポリアクリルアミドそのものは透明なジェル状物質ですが、おそらく、体内の血漿成分が、前述したような、分子量に従った泳動によって入り込んだ結果だと思います。細胞成分のような大きなものは入り込めずに、分子量の小さな成分が中心に、大きな成分が外側に入り込んで周辺組織となじんでいくのだと思います。

ポリアクリルアミドの、注入用インプラントとしての歴史は、浅いように誤解されていますが、以上のように、旧ソ連からの歴史を考えると、実はヒアルロン酸よりも長いです。
現在でもロシア国内では、口唇をはじめとした顔面への少量使用目的で、生産され使用され続けています。(http://www.bioform.ru/index.html
このような歴史的経過を踏まえ、メーカーの指示する使用方法を遵守することが重要です。

以上から、私は、現時点でのアクアミドの顔面のしわや、くぼみ・へこみ、口唇への少量の使用は、大丈夫だろう、と判断しています。

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